1
日は
都内の
国立印刷局の
工場で
記念式典が
行われ、
出席した
麻生副総理兼財務大臣などが
ボタンを
押し、
新紙幣の
印刷が
始まりました。
新しい紙幣には偽造防止を目的に世界で初めてとなる最先端のホログラム技術が導入されていて、紙幣を斜めに傾けると肖像が立体的に動いて見えます。
「すかし」は、これまでのように肖像を映し出すだけではなく、紙の厚みを微細に変えて高精細なもようも施しています。
また、新しい紙幣は、目に障害がある人が指で触って紙幣の種類を識別しやすいようお札に凹凸を付けているほか、「10000」という数字を大きくすることで視力の弱い人や漢字を読めない海外の人でも分かりやすいようにしています。
式典のあと
麻生大臣は「
最先端の
偽造防止技術を
駆使しており、
誰もが
使いやすい
デザインにもなっていて
今の
時代にふさわしい
紙幣だと
自負している」と
述べました。
財務省によりますと、新しい千円札と五千円札はことし秋ごろから印刷を開始し、ATM・現金自動預け払い機などでも新しい紙幣が識別されるよう調整したうえで、2024年度上半期に発行する予定です。