トヨタ自動車が
静岡県裾野市で
建設を
進める未来型の
実証都市の
一部が22
日、
初めて公開されました。ことし
秋以降に
入居を
開始し、
車の
自動運転やロボットを
活用した
物流などの
実験を
行う計画です。
トヨタは静岡県裾野市の工場跡地に未来型の実証都市「WovenCity」をつくるという構想を打ち出し、2021年から建設を進めてきました。
そして1期目の工事が完了したことから、22日初めて報道陣に現地や映像を公開しました。
トヨタはこの実証都市を従来の車にとどまらない「モビリティーのテストコース」と位置づけていて、敷地内には自動運転車専用の道や個人向けの移動ツールと歩行者が共存する道などが整備され、乗り物が多様化する中での安全な交通環境を目指す実験を行うとしています。
また、地下にも道路が整備され、最先端のデジタル技術と自動運搬ロボットを活用してゴミ収集や物流サービスの実験も行う計画です。
この実証都市には、ことし秋以降にトヨタの関係者やその家族などおよそ360人が順次、入居を開始し、将来的には都市全体で2000人程度が居住する予定だということです。