日本新聞: 天皇陛下の65歳の誕生日祝う一般参賀皇居で行われる

天皇てんのう陛下へいかの65歳さいの誕生たんじょう日び祝いわう一般いっぱん参賀さんが皇居こうきょで行おこなわれる

N2 Feb 23, 2025 17:02 77

Furigana

天皇てんのう誕生たんじょう日びの23日にち、皇居こうきょで、天皇てんのう陛下へいかの65歳さいの誕生たんじょう日びを祝いわう一般いっぱん参賀さんがが行おこなわれました。

23日にちの東京とうきょうは厳きびしい寒さむさとなりましたが、午前ごぜん9時半じはんに皇居こうきょの正門せいもんが開ひらくと、待まっていた7000人にん余あまりが二に重じゅう橋きょうを渡わたって宮殿きゅうでんの前まえに向むかいました。

天皇てんのう陛下へいかは、午前ごぜん中ちゅう3回かい、皇后こうごうさまと長女ちょうじょの愛子あいこさま、それに秋篠宮あきしののみやご夫妻ふさいとご夫妻ふさいの次女じじょの佳子けいこさまとともに皇居こうきょ・宮殿きゅうでんのベランダに立たち、集あつまった人ひとたちに手てを振ふってこたえられました。

天皇てんのう陛下へいかは、大雪おおゆきによる被害ひがいなどへのお見舞みまいのことばを述のべたうえで「そのような中なかにあって、ここ東京とうきょうでは梅うめの花はなも咲さき、春はるが一いち歩ほ一いち歩ほ近ちかづいていることを感かんじます。全国ぜんこく各地かくちの皆みなさん一いち人にん一いち人にんにとって、穏おだやかな春はるが訪おとずれるよう願ねがっております」と話はなされました。

午後ごごは宮殿きゅうでんで、皇后こうごうさまをはじめ皇族こうぞく方かたや石破いしば総理そうり大臣だいじん、それに各界かくかいの代表だいひょうなどとともに、5年ねんぶりとなる祝宴しゅくえんに臨のぞまれました。

宮殿きゅうでん内ないでの飲食いんしょくを伴ともなう行事ぎょうじは感染かんせん対策たいさくをしながら段階だんかい的てきに再開さいかいされていて、今回こんかいはおよそ120人にんと前回ぜんかいの4分ぶんの1ほどの規模きぼでの開催かいさいとなりました。

天皇てんのう陛下へいかは、このあと日本にっぽんに駐在ちゅうざいする139の国くにや地域ちいきの大使たいし夫妻ふさいなどからも祝賀しゅくがを受うけられました。

皇居こうきょでは、午後ごごから一般いっぱんの人ひとたちを対象たいしょうにした記帳きちょうも受け付うけつけられ、23日にちの一いち日にちで2万まん3000人にん余あまりがお祝おいわいに訪おとずれました。

一般いっぱん参賀さんがに訪おとずれた人ひとは

都内とないの32歳さいの男性だんせいは「インスタグラムの宮内庁くないちょう公式こうしきアカウントをフォローしていて、写真しゃしんだけではなく実際じっさいにお姿すがたを見みたいと思おもって来きました。両りょう陛下へいかの被災ひさい地ちへのお見舞みまいの気持きもちや、日本にっぽん国民こくみんが平和へいわに暮くらせるように願ねがわれているところに感謝かんしゃしています」と話はなしていました。

夫おっととともに訪おとずれた埼玉さいたま県けんの74歳さいの女性じょせいは「天皇てんのう陛下へいかに誕生たんじょう日びのお祝おいわいを伝つたえに来きました。『国民こくみんの幸しあわせを願ねがっています』という天皇てんのう陛下へいかのお気持きもちを聞きけてうれしかったです」と話はなしていました。

幼おさななじみ2人にんとともに訪おとずれた三重みえ県けんの84歳さいの女性じょせいは「大変たいへんな時代じだいに頑張がんばられている天皇てんのう陛下へいかのおことばに感激かんげきしました。私わたしの家いえは戦争せんそうで疎開そかいを余儀よぎなくされ大変たいへんな思おもいをしましたが、だんだんそうした戦争せんそうの記憶きおくが忘れ去わすれさられているように感かんじるので、両りょう陛下へいかのご活動かつどうでつないでいってほしいと思おもいます」と話はなしていました。