日本医師会の
新しい会長に、5
期目を
目指した
現職を
破って、
中川俊男副会長が
選ばれました。
新型コロナウイルスへの
対応が
続く中、
激しい選挙戦が
行われた
医師会内部をいかにまとめていけるかが
課題となります。
日本医師会は、27
日、
任期満了に
伴う会長選挙を
行い、371
人の
代議員による
投票の
結果、
副会長の
中川俊男氏(69)が、4
期8
年、
会長を
務めてきた
現職の
横倉義武氏(75)を17
票差で
破り、
新しい会長に
選ばれました。
中川新会長は、「国民の健康と命を守るためなら、どんな圧力にも決して負けず、堂々と、ものを言える新しい日本医師会に変えていきたい」と決意を述べました。
また中川氏は、医師会に新たに名誉会長のポストを設け、横倉氏に就任を要請する考えを示しました。
新型コロナウイルスへの対応が続く中、激しい選挙戦が行われたことを受け、中川新体制では、横倉氏を支援した勢力の協力をいかにとりつけ、医師会内部をまとめていけるかが課題となります。
また、横倉氏が、安倍政権との太いパイプをいかして、政策実現を図ってきたのに対し、中川氏は、是々非々の姿勢で臨む考えを示しており、今後、政府・与党とどのような関係を築いていくかも焦点です。
中川氏は、記者会見で、「政権与党の自民党を支持することはもちろんだが、そのうえで、どのような主張をどういう場面でするのか考えたい」と述べました。