愛媛県大洲市に
ある「
大洲城」で、
復元された
木造建築の
城に
宿泊する
プランが
全国で
初めて始まるのを
前に、18
日、
記念の
式典が
開かれました。
大洲城は鎌倉時代末期からの歴史があり、明治時代に取り壊されましたが、平成16年に復元された木造の天守は2階までが吹き抜けの珍しい構造となっていて、地元の貴重な文化財となっています。
この城を生かして国内外から観光客を呼び込もうと、大洲市などは天守の1階で宿泊できるプランを全国で初めて「城泊=キャッスルステイ」として打ち出しました。
18日は関係者らおよそ30人が参加して記念の式典が行われ、大洲市の二宮隆久市長が「豪雨や新型コロナウイルスの影響で市の観光産業は甚大な被害を受ける中、この取り組みが未来を切り開くことを期待します」とあいさつしたあと、鏡開きをして祝いました。
「城泊」の料金は1泊100万円以上の設定で、1日1組の限定となっていて初日の今月23日にはすでに予約が入っているということです。
運営会社の他力野淳代表取締役は「天守に宿泊する試みは日本の観光の新たなメッセージになります。市民と一緒に取り組みを進めていきたい」と話していました。