日本新聞: 女子大学生不明事件裁判で事実関係明らかにしたい考え仏検察

女子じょし大学生だいがくせい不明ふめい事件じけん裁判さいばんで事実じじつ関係かんけい明あきらかにしたい考かんがえ仏ふつ検察けんさつ

Jul 25, 2020 11:07

Furigana

フランスに留学りゅうがくしていた日本人にっぽんじんの女子じょし大学生だいがくせいの行方ゆくえが分わからなくなった事件じけんで、殺人さつじんの疑うたがいで国際こくさい手配てはいされたチリ人じんの男おとこがフランスに移送いそうされ、事件じけんを担当たんとうする検事けんじは、今後こんご、裁判さいばんで事実じじつ関係かんけいを明あきらかにしたい考かんがえを示しめしました。

筑波つくば大学だいがくの学生がくせい黒崎くろさき愛あい海うみさんが、2016年ねんに留学りゅうがく先さきのフランス東部とうぶブザンソンで消息しょうそくを絶たった事件じけんで、フランスの捜査そうさ当局とうきょくは、元もと交際こうさい相手あいてでチリ人じんのニコラス・セペダ容疑ようぎ者しゃを、殺人さつじんの疑うたがいで国際こくさい手配てはいしてきました。

セペダ容疑ようぎ者しゃは事件じけん直後ちょくごにチリに帰国きこくしましたが、フランスの捜査そうさ当局とうきょくの要請ようせいに基もとづいて、24日にち、事件じけんを管轄かんかつしているフランス東部とうぶブザンソンの裁判所さいばんしょに移送いそうされました。

この日ひは、勾留こうりゅうを認みとめるかどうかの審理しんりが行おこなわれ、セペダ容疑ようぎ者しゃは落ち着おちついた様子ようすで「私わたしは決けっして暴力ぼうりょくを振ふるったことはありません」と陳述ちんじゅつしました。

審理しんりの結果けっか、セペダ容疑ようぎ者しゃの勾留こうりゅうは認みとめられ、今後こんご、予審よしん判事はんじが容疑ようぎ者しゃから話はなしを聞きくなどして、裁判さいばんを開ひらくだけの十分じゅうぶんな証拠しょうこがあるかどうか精査せいさすることになります。

事件じけんを担当たんとうするマント検事けんじは報道陣ほうどうじんの取材しゅざいに対にたいし「事件じけんを解決かいけつするためできることをすべてしてきた。大おおきな前進ぜんしんだが、身柄みがらの引き渡ひきわたしが終点しゅうてんではない」と話はなし、今後こんご、裁判さいばんで事実じじつ関係かんけいを明あきらかにしたい考かんがえを示しめしました。