先月成立した改正著作権法では、インターネット上の「海賊版サイト」の対策を強化するため、違法なダウンロードの対象範囲をすべての著作物に拡大する一方、数十ページの漫画のうちの数コマといった「軽微なもの」などは対象外としています。
こうした取り組みを広く知ってもらおうと、萩生田文部科学大臣は「著作権広報大使」に、人気キャラクターの「ハローキティ」を任命しました。
萩生田大臣は記者団に対し、「著作権の新しい法律ができて、国民の意識も少しずつ変わりつつあるので、本物のキティちゃんに、本物のすばらしさをしっかり伝えてもらいたい」と述べました。
また、ハローキティは「みんなに著作権について知ってもらえるよう頑張ります」とするコメントを出しました。
著作権法を所管する文化庁は今後、ハローキティが登場する動画や教材を作成するなどして、啓発活動に取り組むとしています。