平成元年に運行が始まり、4半世紀余りにわたって大阪と札幌を結んだ寝台特急「トワイライトエクスプレス」は、優雅な雰囲気の客室やフランス料理のフルコースが楽しめる食堂車などが人気を集めました。
4年前の糸魚川市の大規模火災からの復興に向け、にぎわいを取り戻すきっかけにしようと、JR糸魚川駅では「トワイライトエクスプレス」の一部を再現した車両の展示が始まり、除幕式が行われました。
再現された客室と食堂には当時のいすやカーテンが使われているほか、実際に眺めることができた日本海の風景も映し出され、早速訪れた地元の人や鉄道ファンが当時の思い出を懐かしんでいました。
50代の男性は「本物そっくりに忠実に再現されていてすごいと思いました。糸魚川の鉄道観光の中心になると思います」と話していました。
また60代の女性は「いつか乗りたいと思っていましたが乗れませんでした。列車の内部のことは分からなかったので見ることができてよかったです」と話していました。