일본어 뉴스: 太平洋戦争末期に沈没青函連絡船北海道函館沖の海底で発見

太平洋たいへいよう戦争せんそう末期まっきに沈没ちんぼつ青函せいかん連絡れんらく船せん北海道ほっかいどう函館はこだて沖おきの海底かいていで発見はっけん

Aug 13, 2020 12:08

Furigana

太平洋たいへいよう戦争せんそう末期まっきにアメリカ軍ぐんの攻撃こうげきを受うけて沈没ちんぼつした青函せいかん連絡れんらく船せんの1つ「第だい四よん青函せいかん丸まる」が北海道ほっかいどう函館はこだて市しの沖合おきあいの海底かいていで、ＮＨＫえぬえいちけいと海洋かいよう調査ちょうさ会社かいしゃの共同きょうどう調査ちょうさで初はじめて見みつかりました。

青函せいかん連絡れんらく船せんは太平洋たいへいよう戦争せんそうが始はじまったあと、軍需ぐんじゅ物資ぶっしとして北海道ほっかいどうの石炭せきたんなどを本州ほんしゅうの工業こうぎょう地帯ちたいに送おくる役割やくわりを担になっていましたが、終戦しゅうせん間近まぢかの昭和しょうわ20年ねん7月つき、12隻せきの連絡れんらく船せんがアメリカ軍ぐんの戦闘せんとう機きによる攻撃こうげきを受うけ、合あわせて400人にん以上いじょうが亡なくなりました。

このうち「第だい四よん青函せいかん丸まる」は函館はこだて市しの沖合おきあいで沈没ちんぼつし、54人にんが亡なくなりましたが、当時とうじ、軍部ぐんぶが沈没ちんぼつしたことを公表こうひょうしなかったため、被害ひがいの詳くわしい状況じょうきょうや沈没ちんぼつした正確せいかくな場所ばしょは分わかっていませんでした。

先月せんげつ13日にち、ＮＨＫえぬえいちけいと日本にっぽん近海きんかいで戦跡せんせきを調しらべている、海洋かいよう調査ちょうさ会社かいしゃ、ウインディーネットワークが水中すいちゅうロボットカメラを使つかって共同きょうどうで調査ちょうさを行おこない、函館はこだて市しの沖合おきあい、南西なんせいにおよそ5キロ、水深すいしんおよそ80メートルの海底かいていで沈没ちんぼつした「第だい四よん青函せいかん丸まる」を初はじめて見みつけました。

複数ふくすうの専門せんもん家かによりますと、映像えいぞうでは甲板かんぱんやブリッジが激はげしく損傷そんしょうし、接岸せつがんの際さいに船体せんたいを守まもる「防ぼう舷ふなばた材ざい」をとりつけた跡あとや船尾せんびにある貨車かしゃを積み込つみこむためのレールなどが確認かくにんされ、「第だい四よん青函せいかん丸まる」に間違まちがいないとしています。

水中すいちゅうの戦跡せんせきに詳くわしい東京とうきょう海洋かいよう大学だいがくの岩淵いわぶち聡さとし文ぶん教授きょうじゅは「水中すいちゅうの映像えいぞうなどから第だい四よん青函せいかん丸まるに間違まちがいない。当時とうじ日本にっぽんの物流ぶつりゅうの中心ちゅうしんであった青函せいかん連絡れんらく船せんが悲劇ひげき的てきな最後さいごを遂とげたと後世こうせいに伝つたえる貴重きちょうな水中すいちゅう遺産いさんだと思おもう」と話はなしていました。