日本新聞: スポーツ庁の新しい長官にハンマー投げの室伏広治氏就任へ

スポーツ庁ちょうの新あたらしい長官ちょうかんにハンマー投なげの室伏むろふし広治ひろじ氏し就任しゅうにんへ

Sep 11, 2020 11:09

Furigana

任期にんき満了まんりょうに伴ともなうスポーツ庁ちょうの鈴木すずき大地だいち長官ちょうかんの後任こうにんに、オリンピックの陸上りくじょう男子だんしハンマー投なげの金きんメダリストで、東京とうきょうオリンピック・パラリンピック組織そしき委員いいん会かいのスポーツディレクターを務つとめる室伏むろふし広治ひろじ氏しが就任しゅうにんすることになりました。これは11日にち文部もんぶ科学かがく省しょうが発表はっぴょうしました。

来月らいげつ1日にち付づけでスポーツ庁ちょうの新あたらしい長官ちょうかんに就任しゅうにんする室伏むろふし氏しは、静岡しずおか県けん出身しゅっしんの45歳さい。

陸上りくじょう男子だんしハンマー投なげで4大会たいかい連続れんぞくでオリンピックに出場しゅつじょうし、2004年ねんのアテネ大会たいかいで金メダルきんめだる、2012年ねんのロンドン大会たいかいで銅メダルどうめだるを獲得かくとくしました。

競技きょうぎを続つづけながら中京ちゅうきょう大学だいがく大学院だいがくいんで博士はかせの学位がくいを取得しゅとくし、4年ねん前まえに現役げんえきを引退いんたいしましたが、自身じしんが持もつ日本にっぽん記録きろくは今いまも破やぶられていません。

現在げんざいは、東京とうきょう大会たいかいの組織そしき委員いいん会かいで競技きょうぎ部門ぶもんの顔かおとして対外たいがい的てきな情報じょうほう発信はっしんを担になうスポーツディレクターを務つとめるなどしています。

スポーツ庁ちょうは、東京とうきょう大会たいかいの開催かいさいが決きまったあとの5年ねん前まえに、競技きょうぎ力りょくの強化きょうかや地域ちいきスポーツの振興しんこうなどを進すすめるために設置せっちされ、初代しょだい長官ちょうかんを務つとめる競泳きょうえいの金きんメダリストの鈴木すずき大地だいち氏しは、今月こんげつ末まつまでが任期にんきとなっていました。

「優すぐれた実績じっせき次期じきスポーツ庁ちょう長官ちょうかんに最さい適任てきにん」萩生田はぎうだ文科ぶんか相しょう

萩生田はぎうだ文部もんぶ科学かがく大臣だいじんは閣議かくぎのあとの会見かいけんで、新あたらしくスポーツ庁ちょうの長官ちょうかんに就任しゅうにんする室伏むろふし広治ひろじ氏しについて「わが国わがくにを代表だいひょうするトップアスリートとしての経験けいけんがあり、スポーツ全般ぜんぱんに関にかんして優すぐれた実績じっせきと高たかい識見しきけんがあることなどから、次期じきスポーツ庁ちょう長官ちょうかんに最さい適任てきにんと判断はんだんした」と述のべました。

そのうえで、「来年らいねんに延期えんきとなった東京とうきょうオリンピック・パラリンピックに向むけたアスリートの強化きょうか、競技きょうぎ力りょくの向上こうじょうなど、わが国わがくにのスポーツ行政ぎょうせいの顔かおとして、スポーツを通つうじた地域ちいき活性かっせい化かや健康けんこう増進ぞうしん、国際こくさい的てきなプレゼンスの向上こうじょうに尽力じんりょくされることを期待きたいする」と述のべました。