岐阜市に
ある陸上自衛隊の
射撃場で
実弾射撃の
訓練中に
隊員が
小銃で
銃撃され3
人が
死傷した
事件で、
このうち1
人を
殺害した
疑いが
持たれている18
歳の
自衛官候補生について、
自衛隊が4
日にも
別の
隊員を
殺害した
疑いで
再逮捕する
方針を
固めたことが
関係者への
取材でわかりました。
先月14日、岐阜市にある陸上自衛隊の射撃場で、実弾射撃の訓練中に18歳の自衛官候補生が3人の隊員に向けて小銃を発砲し名古屋市の守山駐屯地に所属する菊松安親1等陸曹(52)と八代航佑3等陸曹(25)が死亡し、別の25歳の3等陸曹も全治3か月の重傷を負いました。
この事件で陸上自衛隊の警務隊は八代3曹に対する殺人の疑いが持たれている18歳の自衛官候補生について、4日にも菊松1曹を殺害した疑いで再逮捕する方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。
関係者によりますと候補生は逮捕後の調べに対し「銃と弾薬を自分のものにしたかった。弾薬を奪うために邪魔な人を撃った」などと供述した一方、3人への殺意はいずれも否認していたということです。
また菊松1曹は1発目の発砲でうつぶせに倒れたところに2発目を受けたとみられていて、これについては、菊松1曹は体が大きく弾薬を奪うのを阻止されないようにしたという趣旨の供述をしていたということです。
候補生は現在は、調べに対し黙秘しているということで、陸上自衛隊の警務隊が動機などを慎重に調べています。