Actualités japonaises: “過労死のない社会を” 遺族たちが訴え

“過労かろう死しのない社会しゃかいを” 遺族いぞくたちが訴うったえ

Nov 6, 2018 18:11

Furigana

過労かろう死しをなくすための対策たいさくを考かんがえるシンポジウムが６ろく日にちに東京とうきょうで開ひらかれ、遺族いぞくたちが過労かろう死しのない社会しゃかいを築きずいてほしいと訴うったえました。シンポジウムは、厚生こうせい労働ろうどう省しょうが今月こんげつの過労かろう死し防止ぼうし月間げっかんに合あわせて全国ぜんこく各地かくちで開ひらいているもので、東京とうきょう千代田ちよだ区くの会場かいじょうにはおよそ350人にんが集あつまりました。

この中なかで、根本ねもと厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんが「働はたらきすぎから健康けんこうを損そこなうことや命いのちを落おとすことはあってはならない。こうした事態じたいをなんとしても防ふせぐために過労かろう死し防止ぼうしの対策たいさくを推進すいしんしていく」とあいさつしたあと、過労かろうで亡なくなった人ひとなどの遺族いぞく４よん人にんが講演こうえんしました。

このうち、４よん年ねん前まえ、24歳さいの息子むすこが長時間ちょうじかんの残業ざんぎょうのあとミニバイクを運転うんてんしていて事故じこを起おこして死亡しぼうした渡辺わたなべ淳子じゅんこさんは「息子むすこは連続れんぞく22時間じかんの勤務きんむのあと、帰宅きたく途中とちゅうに事故じこ死しした。明あかるくまじめだった息子むすこが社会しゃかいに飛び出とびだしたばかりでどうして命いのちを落おとさなければいけなかったのか」と述のべました。