Actualités japonaises: ＩＡＥＡ北朝鮮の核施設稼働の兆候に強い懸念

ＩＡＥＡあいえいい-えい北朝鮮きたちょうせんの核かく施設しせつ稼働かどうの兆候ちょうこうに強つよい懸念けねん

Aug 22, 2018 05:08

Furigana

ＩＡＥＡあいえいい-えい＝国際こくさい原子力げんしりょく機関きかんは北朝鮮きたちょうせんの核かく開発かいはつに関にかんする新あらたな報告ほうこく書しょをまとめ、完全かんぜんな非核ひかく化かを目指めざすとした、ことし４月しがつの南北なんぼく首脳しゅのう会談かいだんのあとも北朝鮮きたちょうせんが核かく施設しせつの一部いちぶを稼働かどうさせていた兆候ちょうこうがあると指摘してきして、強つよい懸念けねんを示しめしました。ＩＡＥＡあいえいい-えい＝国際こくさい原子力げんしりょく機関きかんは、来月らいげつ開ひらかれる年次ねんじ総会そうかいを前まえに北朝鮮きたちょうせんの核かく開発かいはつに関にかんする新あらたな報告ほうこく書しょを１いち年ねんぶりにまとめて、２に１いち日にちまでに公表こうひょうしました。

それによりますと、衛星えいせい写真しゃしんや公開こうかい情報じょうほうでニョンビョン（寧辺にょんびょん）の核かく施設しせつを分析ぶんせきした結果けっか、使用しよう済ずみ核かく燃料ねんりょう棒ぼうからプルトニウムを取り出とりだす施設しせつで、ことし４月しがつ終おわりから５月ごがつはじめにかけて、蒸気じょうきを扱あつかう設備せつびを稼働かどうさせていた兆候ちょうこうがあったとしています。

ことし４月しがつの北朝鮮きたちょうせんと韓国かんこくの首脳しゅのう会談かいだんでは「完全かんぜんな非核ひかく化かは南北なんぼく共通きょうつうの目標もくひょう」だとされましたが、首脳しゅのう会談かいだんのあとも北朝鮮きたちょうせんが核かく施設しせつの一部いちぶを稼働かどうさせていたことになります。

また、実験じっけん用ようの原子げんし炉ろやウラン濃縮のうしゅく施設しせつなどほかの核かく施設しせつについても、詳くわしい時期じきを特定とくていしなかったものの去年きょねん８月はちがつ以降いこうも活動かつどうが続つづいている兆候ちょうこうがあると指摘してきしました。

ＩＡＥＡあいえいい-えいは、北朝鮮きたちょうせんの活動かつどうが国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいの決議けつぎに違反いはんしているのは明あきらかだとしたうえで「現地げんちを査察ささつできない以上いじょう、ＩＡＥＡあいえいい-えいの有ゆうする知見ちけんは限定げんてい的てきで小ちいさなものになりつつある」と述のべ、このほかにも把握はあくできていない活動かつどうが行おこなわれている可能かのう性せいもあるとして強つよい懸念けねんを示しめしました。