体操の
女子選手に対して
男性コーチが
指導中に
暴力を
振るったとして、
日本体操協会から
無期限の
登録抹消処分を
受けた
問題で、
この女子選手が29
日、
記者会見を
開き「
暴力は
決して許すわけにはいかないが、
今回の
処分内容は
重すぎる」
などと
述べて、
男性コーチの
処分を
軽くするよう
求めました。
この問題は、
東京・
北区のナショナル
トレーニングセンターで
練習をしていたリオデジャネイロオリンピック
日本代表の
宮川紗江選手に対して、
速見佑斗コーチが
暴力を
振るったとして、
日本体操協会から
無期限の
登録抹消などの
処分を
受けたものです。
この問題について宮川選手が29日、都内で記者会見を開き、コーチから暴力を受けたことを認めたうえで「本当に伝えたいという思いが行き過ぎた指導になったと思うが、暴力は決して許すわけにはいかない」としたうえで「今回の処分内容は重すぎる。この処分では大きな不安を抱えたまま2020年を迎えることになり、どうしても納得できない」などと述べて、速見コーチの処分を軽くするよう求めるとともに、引き続き指導を受けたいという意向を示しました。
また宮川選手は代表候補に選ばれている、ことしの世界選手権への出場を辞退することを明らかにしました。
この問題では速見コーチも処分を不服として今月20日に東京地方裁判所に指導者としての地位保全の仮処分の申し立てを行っています。
一方、体操協会は「暴力を許容することはない」などとして、処分は妥当だとする考えを示した文書を29日、発表しています。