北海道で
震度7の
激しい揺れを
観測する
地震が
発生してから13
日で
1週間です。
この地震では、
大規模な
土砂崩れ
などが
起きてこれまでに41
人が
亡くなり、
今なお1576
人が
避難生活を
余儀なくされています。
一方、
道内の
電力需給は
引き続き
厳しく
政府などは
節電を
呼びかけています。
今月6日の
午前3時すぎに
発生した、
北海道胆振地方を
震源とするマグニチュード6.7の
地震では、
厚真町で
震度7の
揺れを
観測した
ほか、
各地で
震度5弱以上の
揺れを
観測しました。
この地震で、厚真町では大規模な土砂崩れが起き、周辺の自治体を含めてこれまでに41人が亡くなりました。
北海道のまとめによりますと13日午前10時現在、道内の8つの市と町の合わせて36の避難所に1576人が避難していて、避難生活の長期化による健康への影響が懸念されています。
また、地震活動が活発な状態が続いていることから、気象庁は今後1週間ほどは震度5弱程度かそれ以上の揺れに注意するよう呼びかけています。
一方、北海道内の電力需給は引き続き厳しく、節電に頼らざるをえない状況が続いています。政府と北海道電力によりますと、12日は電力需要が、安定的に供給できる353万キロワットを下回って推移したため、13日と14日は計画停電は実施する予定はないとしています。
ただ、地震前のピーク時の需要と比べると余力は少なく、道内の電力需給は、節電に頼らざるをえない状況です。
また、地震後に再稼働させている各地の火力発電所は老朽化したものが多く、トラブルによる供給力の低下も懸念されています。
このため、政府や北海道電力は、今週中は20%を目標にした節電への協力を呼びかけることにしています。