Actualités japonaises: 拉致被害者家族が大規模集会政府に最大限の取り組み要求

拉致らち被害ひがい者しゃ家族かぞくが大だい規模きぼ集会しゅうかい政府せいふに最大限さいだいげんの取り組とりくみ要求ようきゅう

Sep 23, 2018 18:09

Furigana

非核ひかく化かをめぐりアメリカと北朝鮮きたちょうせんの駆け引かけひきが続つづく中なか、拉致らち被害ひがい者しゃの家族かぞくが東京とうきょうで大だい規模きぼな集会しゅうかいを開ひらき、すべての被害ひがい者しゃを一刻いっこくも早はやく帰国きこくさせるという北朝鮮きたちょうせんへの要求ようきゅうを決けっして下さげることなく、確実かくじつに肉親にくしんと再会さいかいできるよう、政府せいふに最大限さいだいげんの取り組とりくみを求もとめました。集会しゅうかいでは、はじめに拉致らち被害ひがい者しゃの家族かぞく会かい代表だいひょうで、田口たぐち八重子やえこさんの兄あにの飯塚いいづか繁雄しげおさん（80）が「これまで焦あせった結果けっか、北朝鮮きたちょうせんにだまされ、被害ひがい者しゃの帰国きこくに結むすびつかずにきました。今度こんどはそうはいかない。政府せいふは被害ひがい者しゃの帰国きこくだけに焦点しょうてんを当あてて取り組とりくみを進すすめてほしい」と求もとめました。

このあと、家族かぞく一いち人にん一いち人にんが壇上だんじょうに立たち、横田よこためぐみさんの母親ははおやの早はや紀江のりえさん（82）は「残のこされた被害ひがい者しゃは40年間ねんかん、どれほどの孤独こどく感かんに耐たえ続つづけていることでしょう。この問題もんだいが放置ほうちされることなく、絶対ぜったいに解決かいけつされることを願ねがっています」と訴うったえました。

また、16年ねん前まえに帰国きこくした曽我そがひとみさん（59）は、一緒いっしょに拉致らちされた母親ははおやに買かってもらった時計とけいを持参じさんし「40年間ねんかん母ははに会あえず、本当ほんとうに寂さびしくてなりません。北朝鮮きたちょうせんにいるとき、時計とけいは何なん度どか止とまり、母はははどうしているのかと寂さびしさの中なかで暮くらしていました。帰国きこく後ごは止とまっていた時計とけいも無事ぶじに動うごいています。母ははは元気げんきで日本にっぽんに帰かえってくることを願ねがって頑張がんばっていると思おもいます」と話はなしました。

集会しゅうかいでは最後さいごに、被害ひがい者しゃを帰国きこくさせるための実質じっしつ的てきな協議きょうぎに応おうじるよう北朝鮮きたちょうせんに要求ようきゅうするとともに、政府せいふに対にたいし、すべての被害ひがい者しゃの一刻いっこくも早はやい帰国きこくという要求ようきゅうを下さげず、全力ぜんりょくで取り組とりくむよう求もとめる大会たいかい決議けつぎを採択さいたくしました。

熊本くまもと市し出身しゅっしんの拉致らち被害ひがい者しゃ、松木まつき薫かおるさんの姉あねの斉藤さいとう文代ふみよさんは「亡なくなった母親ははおやは生前せいぜん、『薫かおるは海うみの向むこうにいる』と私わたしが告つげると、翌日よくじつから薫かおるを捜し求さがしもとめて海岸かいがんに出歩であるいたり、夜よるにも出でかけたりするようになりました。私わたしもみずからの病気びょうきに負まけず、父ちちと母ははの墓前ぼぜんに必かならず連つれて帰かえるという信念しんねんを持もって一生いっしょう懸命けんめい頑張がんばるので、応援おうえんをよろしくお願おねがいします」と述のべ、肉親にくしんの帰国きこくに向むけて協力きょうりょくを求もとめました。