地震による
地盤の
液状化と
見られる
現象で、
住宅に
大きな被害が
出た
北海道北広島市の
地区で
住民説明会が
開かれ、
市は、
復旧に
向けた
詳しい被害の
全体状況の
調査に
1か月以上かかるとの
見通しを
示しました。
北広島市では、
今回の
地震で、
大曲並木地区を
中心に
地盤の
液状化と
見られる
現象で、
住宅13
棟が
全壊、62
棟が
半壊や
一部損壊する
被害が
出ました。
地震の後、初めて開かれた住民説明会では、市からの依頼を受けて被害の調査を行った国士舘大学の橋本隆雄教授が、「被害は、谷状の地形を盛り土した場所で集中的に起きていて、地震の揺れで液状化現象が起きたと想定される」と説明しました。
このあと説明会は非公開で行われ、住民側からは地区の復旧に向けたスケジュールや、液状化現象で崩れた場所の修復方法などについて質問が出ました。
これに対して市側は、地下のボーリングなどを行って、液状化が起きた詳しい原因など被害の全体状況を調べる方針を明らかにしたうえで、調査終了には、少なくとも1か月から2か月かかるとの見通しを示しました。
住宅が全壊した50代の男性は、「きょうの説明会では、被害を受けた住宅が今後どうなるかという不安は解消されませんでした」と話していました。
北広島市では、調査が終了したあと、再び住民説明会を開き、住宅の再建など住民の意向を確認したいとしています。