Actualités japonaises: サマータイムに慎重意見相次ぐ自民の研究会初会合

サマータイムに慎重しんちょう意見いけん相次あいつぐ自民じみんの研究けんきゅう会かい初はつ会合かいごう

Sep 27, 2018 17:09

Furigana

夏なつの生活せいかつ時間じかんを早はやめる「サマータイム」の導入どうにゅうについて、自民党じみんとうは研究けんきゅう会かいを発足ほっそくさせ検討けんとうを始はじめましたが、初はつ会合かいごうに出席しゅっせきした議員ぎいんからは東京とうきょうオリンピック・パラリンピックに合あわせた導入どうにゅうには、慎重しんちょうな意見いけんが相次あいつぎました。自民党じみんとうは、東京とうきょうオリンピック・パラリンピックの暑あつさ対策たいさくの一環いっかんとして、サマータイムの導入どうにゅうを検討けんとうするため、研究けんきゅう会かいを発足ほっそくさせ、初はつ会合かいごうを開ひらきました。

この中なかで、会長かいちょうを務つとめる河村かわむら元もと官房かんぼう長官ちょうかんが「賛否さんぴ両論りょうろんいろいろな意見いけんを聞きいたうえでまとめたい」とあいさつし、出席しゅっせきした一部いちぶの議員ぎいんからは「省エネしょうえねに資しする」として、賛成さんせいする意見いけんが出だされました。

一方いっぽうで、「オリンピックの年としにシステムの不ふ具合ぐあいが起おきることが怖こわい」とか、「元号げんごうが改あらためられる『改元かいげん』などに加くわえ、サマータイムが導入どうにゅうされれば、システムエンジニアが足たりなくなる」などとして、慎重しんちょうな意見いけんが相次あいつぎました。

研究けんきゅう会かいでは今後こんご、専門せんもん家かなどからも意見いけんを聞きいて、今年度こんねんど中ちゅうに中間ちゅうかん報告ほうこくをまとめることにしています。

会合かいごうのあと、遠藤えんどう元もとオリンピック・パラリンピック担当たんとう大臣だいじんは、記者きしゃ団だんに対にたいし、「2020年ねんのサマータイム導入どうにゅうはシステムの問題もんだいなどで難むずかしいが、あまり予断よだんを持もたずに、理解りかいを得えられる範囲はんい内ないで議論ぎろんしていきたい」と述のべました。

官房かんぼう長官ちょうかん「日常にちじょう生活せいかつへの影響えいきょうを踏ふまえる必要ひつよう」

菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは、午後ごごの記者きしゃ会見かいけんで「サマータイムについては、暑あつさ対策たいさくとしての１ひとつの提案ていあんとして受け止うけとめているが、国民こくみんの皆みなさんの日常にちじょう生活せいかつに影響えいきょうが生しょうじるものである一方いっぽう、大会たいかいまでの期間きかんはあと２に年ねんと限かぎられている。こうしたことを踏ふまえる必要ひつようがあると思おもう」と述のべました。

公明こうめい山口やまぐち代表だいひょう「批判ひはん的てき意見いけん強つよい」

公明党こうめいとうの山口やまぐち代表だいひょうは記者きしゃ会見かいけんで「サマータイムには、かなり批判ひはん的てきな意見いけんが強つよいのではないか。過去かこの経験けいけんや、すでに実施じっししているヨーロッパでの反応はんのうなどを考慮こうりょすると、サマータイムを導入どうにゅうすることが国民こくみん生活せいかつに積極せっきょく的てきなプラスの効果こうかを生うむことが明確めいかくにならなければ国民こくみんも戸惑とまどう。公明党こうめいとうとしては具体ぐたい的てきに導入どうにゅうを進すすめる枠組わくぐみを考かんがえているわけではない」と述のべました。