性暴力の
被害に
遭った
人が
電話で
相談しやすいよう、
内閣府は
全国共通の
短縮ダイヤル「#8891」を、
今月から
開設しました。
性暴力の
被害者のための
相談窓口は、47
都道府県の
支援センターに
設けられていますが、
それぞれ電話番号が
異なり、
連絡先がわかりにくいといった
課題が
指摘されていました。
そこで内閣府は、「#8891」、「はやくワンストップ」という意味を込めた番号の全国共通の短縮ダイヤルを今月1日から開設しました。
この番号にかけると最寄りの支援センターに自動的につながり、専門の支援員が相談に応じ、必要に合わせて医療機関や警察に一緒に行ったり、弁護士につないだりするなどの支援を行うということです。
性暴力の被害に遭った際の対応には、証拠の採取や緊急避妊薬を飲むなど、急を要するものがありますが、内閣府の調査では、性暴力の被害に関する電話相談のうち、72時間以内に寄せられたものは15%にとどまっているということです。
内閣府は「『シャープはやくワンストップ』というダイヤルを覚えてもらって、自分や知人が被害に遭ったときには、まずは電話をしてほしい」と呼びかけています。