Actualités japonaises: 学術会議任命見送り “丁寧に説明し理解求める” 菅首相

学術がくじゅつ会議かいぎ任命にんめい見送みおくり “丁寧ていねいに説明せつめいし理解りかい求もとめる” 菅かん首相しゅしょう

Oct 6, 2020 11:10

Furigana

菅かん総理そうり大臣だいじんは、6日にちの自民党じみんとうの役員やくいん会かいで「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ」が推薦すいせんした、新あらたな会員かいいん候補こうほの一部いちぶの任命にんめいを見送みおくったことについて、引き続ひきつづき丁寧ていねいに説明せつめいし、理解りかいを求もとめていく考かんがえを示しめしました。

この中なかで菅かん総理そうり大臣だいじんは「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ」が推薦すいせんした、新あらたな会員かいいん候補こうほの一部いちぶの任命にんめいを見送みおくったことについて「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎは、年間ねんかんおよそ10億おく円えんの予算よさんを使つかって活動かつどうしていることや、任命にんめいされる会員かいいんは公務員こうむいんであること、それに会員かいいんの人選じんせんは、現状げんじょうでは会員かいいんが自分じぶんの後任こうにんを指名しめいすることが可能かのうな仕組しくみであることを踏ふまえて対応たいおうしてきた」と改あらためて説明せつめいしました。

そのうえで「丁寧ていねいに説明せつめいしながら、ご理解りかいいただくよう努つとめていきたい」と述のべました。

自民じみん下村しもむら調ちょう会長かいちょう「政治せいじと学術がくじゅつを議論ぎろんへ」

自民党じみんとうの下村しもむら政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょうは党とうの会合かいごうで「今回こんかいの人事じんじ案件あんけんとは別べつに、政策せいさく決定けっていにおけるアカデミアの役割やくわりという切り口きりくちから議論ぎろんしていく必要ひつよう性せいがある。今後こんご、政務せいむ調査ちょうさ会かい内ないのしかるべき機関きかんで議論ぎろんを進すすめ、政治せいじと学術がくじゅつの関係かんけいについて前向まえむきなものを打ち出うちだしていきたい」と述のべました。

加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかん「人事じんじに関かかわりコメント控ひかえたい」

加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかんは閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで、記者きしゃ団だんが「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎに定員ていいんよりも多おおくの推薦すいせん候補こうほを示しめすよう求もとめたことはあるのか」と質問しつもんしたのに対にたいし、「学術がくじゅつ会議かいぎからは、これまで定員ていいん通どおりの推薦すいせんが上あがっていた。その間そのかんに、いろいろなやり取やりとりがあったと思おもうが、人事じんじに関かかわるプロセスでありコメントは控ひかえたい」と述のべました。

また、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎに関係かんけいする令りょう和わ元もと年度ねんどの予算よさんについて、会員かいいんに対にたいする手当てあての支給しきゅう総額そうがくがおよそ4500万まん円えんで、事務じむ局きょくの常勤じょうきん職員しょくいん50人にんの人件じんけん費ひとして、3億おく9000万まん円えんが充あてられたと説明せつめいしました。