さらに「簡単な決断ではなかった。国を代表してオリンピックに出ることは私の夢だったし、この機会が二度と来ないかもしれないということも分かっている。ただ、観客のいないスタジアムでプレーすることは受け入れられない。また、体を整えるために必要な時間を使いたい」として、無観客での大会開催と体調面の問題を理由に、出場しないことを決めたと説明しました。
26歳のキリオス選手は、シングルスの世界ランキングで最高13位の実力者で、ファンを楽しませる独創的なプレースタイルも持ち味です。先月からイギリスで開かれているウィンブルドン選手権では、3回戦で腹部のけがを理由に棄権していました。
オーストラリアオリンピック委員会は、NHKの取材に対し「キリオス選手が代表チームに参加しないのは残念だが、彼の決断を尊重する」とコメントしています。