Actualités japonaises: 新型コロナの症状100種類以上 AIで世界の論文を解析した結果

新型しんがたコロナの症状しょうじょう100種類しゅるい以上いじょう AIで世界せかいの論文ろんぶんを解析かいせきした結果けっか

Nov 8, 2020 16:11

Furigana

世界中せかいじゅうの新型しんがたコロナウイルスに関係かんけいする論文ろんぶん、およそ20万まん本ほんをNHKがAI＝人工じんこう知能ちのうを使つかって解析かいせきしたところ、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんで、これまでに少すくなくとも100種類しゅるい以上いじょうの症状しょうじょうが報告ほうこくされていることが分わかりました。NHKは、今月こんげつ初はじめまでに世界中せかいじゅうで公表こうひょうされた新型しんがたコロナウイルスに関にかんする英語えいごの論文ろんぶん、およそ20万まん本ほんをAIに学習がくしゅうさせて分析ぶんせきするプロジェクトを進すすめてきました。

その結果けっか、新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんした際さいの症状しょうじょうは、肺炎はいえんや発熱はつねつなどのほかにも味覚みかく障害しょうがいやドライアイ、それにじんましんなど、全身ぜんしんで少すくなくとも116種類しゅるいが報告ほうこくされていることが分わかりました。

中なかでも、論文ろんぶんでの報告ほうこくが多おおかったのはめまいや記憶きおく障害しょうがい、それに幻覚げんかくなど脳のうや神経しんけいに関にかんする症状しょうじょうで、30種類しゅるい余あまりありました。

このうちイギリスのグループの論文ろんぶんでは、重症じゅうしょう患者かんじゃの脳のうの画像がぞうを分析ぶんせきした結果けっか、呼吸こきゅうや睡眠すいみんなどをつかさどる「脳幹のうかん」という部分ぶぶんに炎症えんしょうが起おきていたと報告ほうこくされていました。

国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょインフルエンザウイルス研究けんきゅうセンターの長谷川はせがわ秀樹ひできセンター長ちょうは「感染かんせん症しょうの二に次じ的てきな症状しょうじょうで、これほど種類しゅるいが多おおいのはあまり聞きいたことがない。ウイルスが原因げんいんで起おこるのか精査せいさが必要ひつようだと思おもうが、今後こんご、研究けんきゅうが進すすむことで全体ぜんたい像ぞうが明あきらかになることを期待きたいしている」と話はなしています。