神奈川県の平塚市博物館の学芸員の藤井大地さんによりますと、10日午後6時すぎ、平塚市の自宅と静岡県富士市に設置しているカメラで、東の空に火球が流れる様子が撮影できたということです。
映像では夕暮れの空に明るい火の玉のようなものが線を描いて流れ、最後にはじけるようにひときわ明るく光る様子が確認できます。
藤井さんによりますと、火球は房総半島の東の上空を秒速50キロほどで北から南へ進んだとみられるということです。
また、SNSではこれと同じ時間帯に神奈川県内で火球を見たという投稿も相次ぎました。
藤井さんは「火球は天気がよければ比較的見られる現象で、特にこれからの秋から冬にかけてはオリオン座やおうし座の流星群など肉眼でも確認できることも多い。ぜひ空を見上げて探してみてほしい」と話していました。