港区は、たんの
吸引などの
医療的なケアが
日常的に
必要な
子どもや、
障害の
ある子どもを
専用の
クラスで
保育する
新たな
区立保育園を、
来月開園すると
発表しました。
これは19
日、
港区の
武井雅昭区長が
記者会見で
明らかにしたものです。
それによりますと、
新たな
保育園は、
港区元麻布に
来月開園する「
元麻布保育園」で、
医療的ケアが
必要な
子どもと
障害の
ある子どもを
一緒に
保育する
専用の
クラスを
設けるということです。
このクラスには、5人の看護師と2人の保育士が配置されるほか、遊ぶためのスペースと安静に過ごすためのスペースを分けて、子どもの体調に合わせて保育することができるということで、定員は合わせて20人ですが、すでに6人が入園する予定になっているということです。
また、自力での登園が難しい子どもは、福祉車両での送迎も行うということです。
区によりますと、区立保育園で、専用のクラスを設けて、こうした子どもたちを受け入れるのは、東京23区では初めてだということです。
武井区長は「障害がある子どもの集団保育への要望は、これまでも寄せられていたので、待機児童対策と同様に、需要に応じて、ふさわしい保育環境を整えることは大事なことだ」と話していました。