22
万人以上の
死者・
行方不明者を
出した
インド洋大津波から
今月26
日で15
年になるのを
前に、
被災地の
一つスリランカでは
津波で
被害を
受けたサンゴを
復活させようと、21
日、
新たなサンゴの
苗の
植え付けが
行われました。サンゴの
苗の
植え付けが
行われたのはスリランカの
南西部に
位置するシーニガマです。
この地域はかつて国内有数のサンゴの群生地として知られていましたが、15年前の大津波や乱獲によってそのほとんどが失われました。
21日はNGOのメンバーがサンゴの苗を植え付けるためのコンクリート製の台座を船に積み込んで出発しました。
そして、水深4メートルの海底に設置した台座に2センチほどのサンゴの苗を植え付けていきました。
このNGOによりますと、サンゴの苗は順調に育てば1年で10センチから15センチほどの大きさに成長するということです。
植え付けを行ったNGOのメンバーのランディル・メンディスさん(34)は、「津波の後にはばらばらに壊れたサンゴの破片が打ち上げられていたのを今でも覚えている。ここでサンゴを育てて観光や地域経済にも貢献できたらいいと思う」と話していました。