Japanese News: ゴーン被告妻との面会見通し立たず出国か弁護士が見方示す

ゴーン被告ひこく妻つまとの面会めんかい見通みとおし立たたず出国しゅっこくか弁護士べんごしが見方みかた示しめす

Jan 4, 2020 18:01

Furigana

日産にっさん自動車じどうしゃの元もと会長かいちょう、ゴーン被告ひこくの弁護べんごを担当たんとうする弘中ひろなか惇あつし一郎いちろう弁護士べんごしは４よん日にち、報道陣ほうどうじんの取材しゅざいに応おうじ、ゴーン元もと会長かいちょうが先月せんげつ25日にちに行おこなわれた裁判さいばんの争点そうてんを整理せいりする手続てつづきで、妻つまのキャロルさんと面会めんかいできる見通みとおしが立たたなくなったことにショックを受うけ、出国しゅっこくしたのではないかという見方みかたを示しめしました。

ゴーン元もと会長かいちょうの弁護べんご団だんは4日にちに都内とないで今後こんごの対応たいおうなどを協議きょうぎし、弘中ひろなか惇あつし一郎いちろう弁護士べんごしが報道陣ほうどうじんの取材しゅざいに応おうじました。

この中なかで、弘中ひろなか弁護士べんごしは「先月せんげつ25日にちに行おこなわれた裁判さいばんの争点そうてんを整理せいりする手続てつづきで、妻つまのキャロルさんが関係かんけいしていたとされる特別とくべつ背任はいにん事件じけんの裁判さいばんが、検察けんさつの反対はんたいでいつ始はじまるか見通みとおしが立たたなくなり、接触せっしょくが禁きんじられているキャロルさんとの面会めんかいがいつ許ゆるされるのか分わからない状況じょうきょうになった」と説明せつめいしました。

そして「ゴーン元もと会長かいちょうはショックを受うけた様子ようすだったので、キャロルさんとの面会めんかいの見通みとおしがたたなくなったことが出国しゅっこくの原因げんいんではないか」と述のべました。

また弁護べんご団だんは来週らいしゅうの早はやい段階だんかいでレバノンの弁護士べんごしを通をつうじてゴーン元もと会長かいちょうと連絡れんらくを取とりたいとしていて、元もと会長かいちょうが今月こんげつ８はち日にちに開ひらくとしている会見かいけんの内容ないようも踏ふまえ、弁護べんご団だんも記者きしゃ会見かいけんする考かんがえを示しめしました。

また弘中ひろなか弁護士べんごしは、３さん日にちに検察けんさつからゴーン元もと会長かいちょうが使つかっていた携帯けいたい電話でんわの通話つうわ記録きろくやパスポート、面会めんかい簿ぼ、元もと会長かいちょうが使つかっていたパソコンなどの任意にんい提出ていしゅつを求もとめられたことを明あきらかにし、守秘しゅひ義務ぎむなどの関係かんけいで問題もんだいがあるもの以外いがいは提出ていしゅつするとしています。

一方いっぽう、裁判所さいばんしょの許可きょかを得えてゴーン元もと会長かいちょうが携帯けいたいしていたフランスのパスポートはダイヤル式しきの鍵かぎのついたケースに入はいっていて、鍵かぎの番号ばんごうを知しっていたのは弁護士べんごし１いち人にんだけで、元もと会長かいちょう本人ほんにんには知しらせていなかったと説明せつめいしました。