この寒稽古は、厳しい寒さの中で心と体を鍛えようと行田市の柔道連盟が90年以上前の大正時代から毎年、新年のこの時期に行っています。
稽古は、まだ夜が明けきらない午前5時から始まり、市内の体育館の柔道場には地元や隣の鴻巣市などから6歳から84歳までのおよそ50人が集まりました。
参加した人たちは、冷え込んだ空気の中、掛け声をあげながら寝技や立ち技の稽古を行い、道場には受け身で畳をたたく音や、気合いのこもった声が響き渡っていました。
参加した中学1年の男子生徒は「朝起きるのがつらかったけれど先生にいろいろ教わっていい稽古ができました。ことしは東京オリンピックもあるので柔道では全階級でメダルをとってもらいたいです」と話していました。
柔道の寒稽古は、今月19日までの毎朝、行われる予定です。