愛知県津島市に
ある県の
福祉相談センターの
職員2人が
先月、
警察が
保護し
引き渡しを
受けた70
代の
男性を、
管轄外の
名古屋市の
公園まで
連れて
行き、
置き去りにしていたことが
分かりました。
大村知事は「ゆゆしき
事態で
厳正に
処分したい」としています。
愛知県によりますと
先月17
日、
愛知県大治町でキャッシュカードを
持たずに
ATMを
操作していた70
代の
男性を
警察が
保護し、
津島市に
ある県の
海部福祉相談センターが
引き渡しを
受けました。
男性は身元が分からず会話などもできない状態で、センターの50代の男性職員と20代の女性職員の2人が、上司と相談しながら宿泊先などを探しましたが、見つからなかったということです。
このため職員2人は対応に困り、センターの車を使って深夜に管轄外の名古屋市中村区にある公園まで男性を連れて行き、置き去りにしたということです。
その際に偽名を使って公衆電話から119番通報し、その後、男性は警察に保護されました。
職員2人は警察に対し「男性を見失った」などと、うその説明をしましたが、その後、置き去りを認めたということです。
県によりますと、2人の上司は当初、男性を置き去りにしたことを隠すよう指示していたということです。
一方、70代の男性は体が衰弱しているため、現在も病院に入院し、治療を受けているということです。
大村知事は「ゆゆしき事態でおわびしたい。こうしたことは二度とあってはならず、関係の職員を厳正に処分したい」と話しています。