일본어 뉴스: 診療報酬改定案を答申中医協乳がん予防切除などに保険適用

診療しんりょう報酬ほうしゅう改定かいてい案あんを答申とうしん中医協ちゅういきょう乳にゅうがん予防よぼう切除せつじょなどに保険ほけん適用てきよう

Feb 7, 2020 10:02

Furigana

医療いりょう機関きかんに支払しはらわれる診療しんりょう報酬ほうしゅうについて、中医協ちゅういきょう＝中央ちゅうおう社会しゃかい保険ほけん医療いりょう協議きょうぎ会かいは、ことし４月しがつからの改定かいてい案あんを答申とうしんしました。医師いしの働はたらき方かた改革かいかくを進すすめるため救急きゅうきゅう対応たいおうにあたる病院びょういんへの報酬ほうしゅうを手厚てあつくするほか、乳にゅうがんの患者かんじゃが予防よぼう的てきに乳房ちぶさを切除せつじょする手術しゅじゅつや、ギャンブル依存いぞん症しょうの治療ちりょうなどに公的こうてき保険ほけんが適用てきようされることになります。医療いりょう機関きかんに支払しはらわれる診療しんりょう報酬ほうしゅうは、新しん年度ねんどから、◇医師いしの人件じんけん費ひや技術ぎじゅつ料りょうなどにあたる部分ぶぶんは0.55％引き上ひきあげられる一方いっぽう、◇「薬価やっか」の部分ぶぶんは材料ざいりょう価格かかくも含ふくめて1.01％引き下ひきさげることになっています。

これに基もとづいて、中医協ちゅういきょうは、７なな日にち、個別こべつの診療しんりょう行為こういごとの価格かかくを定さだめた改定かいてい案あんを取とりまとめ、加藤かとう厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんあてに答申とうしんしました。

それによりますと、▽過酷かこくな勤務きんむ環境かんきょうとなっている救急きゅうきゅう病院びょういんの勤務きんむ医いの働はたらき方かた改革かいかくを推進すいしんするため、救急きゅうきゅう搬送はんそうが年間ねんかん2000件けん以上いじょうの病院びょういんには、入院にゅういんに5200円えんを加算かさんするとしています。

また、▽遺伝子いでんしに変異へんいがあり、乳にゅうがんや卵巣らんそうがんになった患者かんじゃが新あらたな発症はっしょうを防ふせぐために、健康けんこうな状態じょうたいの乳房ちぶさや卵巣らんそうを予防よぼう的てきに切除せつじょする手術しゅじゅつや、▽ギャンブル依存いぞん症しょうの人ひとを対象たいしょうとした集団しゅうだん治療ちりょうプログラムを、新あらたに公的こうてき保険ほけんの適用てきよう対象たいしょうにするとしています。

一方いっぽう、▽凍結とうけつされていた「妊婦にんぷ加算かさん」は廃止はいしされ、妊婦にんぷだけに限かぎらず、医療いりょう機関きかんどうしで患者かんじゃに関にかんする情報じょうほうを共有きょうゆうした場合ばあいに報酬ほうしゅうを支払しはらう新あらたな仕組しくみが導入どうにゅうされます。

このほか、▽紹介しょうかい状じょうのない患者かんじゃに初診しょしんで5000円えん以上いじょうを診察しんさつ料りょうに上乗うわのせする制度せいどの対象たいしょうとなる病院びょういんが、病床びょうしょう数すう400床しょう以上いじょうから、200床しょう以上いじょうの中規模ちゅうきぼの病院びょういんにまで拡大かくだいされます。