インターネット
決済などで、セキュリティーを
高めるために
使われる「
2段階認証」をねらった
偽のサイトが
増えているとして、
情報セキュリティー
会社が
注意を
呼びかけています。
2段階認証はログインする
際に
事前に
登録した
スマートフォンに
追加の
暗証番号を
送るなどして
本人確認をする
方法で、
不正アクセスを
防ぐのに
効果が
あるとして、インターネットバンキングやネット
通販などで
導入されています。
情報セキュリティー会社の調査によりますと、この「2段階認証」をねらった偽のサイトがことし9月だけで94件確認され、前の月から倍以上に増えていたということです。
具体的な手口としては正規の金融機関などを装って、情報を盗み取る偽のサイトに誘導してIDやパスワードを盗み取り、そのうえで、スマートフォンなどに送られてきた2段階認証の暗証番号も入力するよう求めるメッセージが表示されるということです。
入力してしまうと不正に決済されるなどの被害にあうおそれがあるということで、セキュリティー会社ではいつもと異なる手順で暗証番号の入力が求められるなど違和感があった場合は、改めてサイトを確認するよう注意を呼びかけています。
調査を担当したトレンドマイクロの山外一徳さんは「2段階認証だから安心するのではなく、情報を入力する前には、一度立ち止まって確認してほしい」と話していました。