「
洋服の
青山」を
展開する
紳士服大手の「
青山商事」は、
グループ会社が
日本で
手がける
アメリカのファッションブランドの
事業に
伴う損失を
計上すること
などから、
今年度の
業績見通しを
下方修正し、
最終損益が
創業以来初めての
赤字に
なる見通しを
明らかにしました。
青山商事は、
グループ会社が
日本で
展開する
アメリカのファッションブランド「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」の
事業をことし12
月末で
終了する
予定で、
8日発表した、ことし
9月までの
中間決算で69
億円余りの
損失を
計上しました。
これに伴って青山商事は今年度の業績見通しを下方修正し、最終損益が20億円の赤字になる見通しを発表しました。
青山商事が最終赤字に転落するのは1964年の創業以来初めてです。
またことし9月までの中間決算では、グループ全体の売り上げが1018億8200万円で、前の年の同じ時期を3.1%下回っています。
会見した青山商事の山根康一常務執行役員は「紳士服などビジネスウェアの事業自体も厳しい状況だ。大幅な値引きなど価格で競争していたこれまでのビジネスを転換し、客のニーズに寄り添ったビジネスに変えていきたい」と述べました。