ソフトバンク
グループのIT
大手ヤフーと
通信アプリ
大手のLINEは、14
日朝それぞれコメントを
出し、
経営統合に
向けた
交渉を
進めていることを
認めました。
実現した
場合、さまざまなインターネット
サービスを
一手に
扱う巨大グループが
生まれることになります。ヤフーの
持ち株会社、
Zホールディングスは14
日朝、「
当社とLINEが
協議を
行っていることは
事実ですが、
現時点で
決定した
事実はありません」として、
統合交渉を
進めていることを
認めるコメントを
出しました。
また、LINEも「企業価値向上のための施策の1つとして検討を進めていることは事実」だとしています。
関係者によりますと、両社は、双方の親会社にあたるソフトバンクと、韓国のIT企業、ネイバーを交えて統合交渉を進めています。ソフトバンクとネイバーが50%ずつを出し合って新会社を設立し、その傘下にZホールディングスを置いてヤフーやLINEを子会社とする案が検討されているということです。
LINEは、国内だけで8000万人を超える利用者を抱え、最近は、スマートフォン決済をはじめ、アプリを通じた総合的な金融サービスに力を入れています。
一方のヤフーは検索やニュース配信などのサービスを手がけていて、およそ5000万人の利用者がいます。
統合が実現した場合、検索やSNS、ネット通販、金融など、さまざまなインターネットサービスを一手に扱う巨大グループが生まれることになるだけに、交渉の行方が注目されます。
LINEの株式 買い注文殺到
ソフトバンクグループのIT大手ヤフーが、通信アプリ大手のLINEとの間で経営統合に向けた交渉を進めていることが明らかになったことを受けて、14日の東京株式市場では、LINEの株式に買い注文が殺到しています。
1日の値上がり幅の限度となるストップ高の価格で多くの買い注文が集まる一方、売り注文がほとんど出ておらず、午前の取り引きでは値がつきませんでした。
一方、ヤフーの持ち株会社、Zホールディングスの株式にも買い注文が集まり、午前の終値は13日より、15%あまり値上がりしています。