Báo tiếng Nhật: 「ナスカの地上絵」新たに143点発見ＡＩも活用山形大学

「ナスカの地上ちじょう絵え」新あらたに143点てん発見はっけんＡＩも活用かつよう山形やまがた大学だいがく

Nov 16, 2019 03:11

Furigana

南米なんべいペルーの世界せかい遺産いさん「ナスカの地上ちじょう絵え」について、現地げんち調査ちょうさを続つづけている山形やまがた大学だいがくの研究けんきゅうグループが、新あらたに140余あまりの地上ちじょう絵えを発見はっけんしました。研究けんきゅうグループによりますと、このうちの１ひとつは世界せかいで初はじめてＡえいＩあい＝人工じんこう知能ちのうを活用かつようして発見はっけんしたということです。

発見はっけんしたのは、山形やまがた大学だいがくの坂井さかい正人まさと教授きょうじゅの研究けんきゅうグループで、15日にち、大学だいがくで会見かいけんを開ひらきました。それによりますと、これまでの調査ちょうさで地上ちじょう絵えは小ちいさな道みち沿ぞいで見みつかるケースが多おおかったことから、ことし夏なつまでの３さん年間ねんかん、道みち沿ぞいを中心ちゅうしんに調しらべた結果けっか、143のナスカの地上ちじょう絵えが新あらたに見みつかったということです。

地上ちじょう絵えは、人ひとや鳥とり、それにネコのような４よん足そく歩行ほこうの動物どうぶつなどの形かたちをしていて、大おおきいものでは全長ぜんちょう100メートル、小ちいさなものでは５ごメートルほどで紀元前きげんぜん100年ねんから紀元きげん300年ねんごろにかけて描えがかれたとみられます。

また、ドローンなどで上空じょうくうから撮影さつえいした画像がぞうを肉眼にくがんで調しらべるこれまでの手法しゅほうは、時間じかんと手間てまがかかることから、今回こんかいの調査ちょうさでは、大手おおてＩあいＴてぃ-企業きぎょうが開発かいはつしたＡえいＩあい＝人工じんこう知能ちのうを使つかった分析ぶんせきも初はじめて試験しけん的てきに行おこなわれました。

その結果けっか、頭あたまに３さん本ほんの飾かざりがあるヒトの形かたちをした地上ちじょう絵えの発見はっけんにつながったということです。山形やまがた大学だいがくによりますとＡえいＩあいを活用かつようし地上ちじょう絵えを発見はっけんできたのは、世界せかいで初はじめてだということです。

坂井さかい教授きょうじゅは「ＡえいＩあいの活用かつようは効率こうりつ的てきで調査ちょうさに有効ゆうこうだとわかった。今後こんごも活用かつようして網羅もうら的てきに調査ちょうさし地上ちじょう絵えの分布ぶんぷ図ずの作成さくせいや作つくった目的もくてきの解明かいめい、それに文化ぶんか遺産いさんの保護ほごに役立やくだてていきたい」と話はなしています。