福岡の
県立高校の
教諭が、
高校の
スポーツ推薦の
入試で
受験生に
便宜を
図る見返りに
商品券などを
受け取ったとして
逮捕され、
捜査関係者への
取材で「
自分がほしい
受験生を、
合否を
決める校長に
進言できた」などと
供述していることがわかりました。
警察は
福岡県教育委員会が
入る県庁を
捜索し、
調べを
進めています。
福岡県直方市の
本田竜大容疑者(40)は
4年前、
県立八幡南高校の
教諭でサッカー
部の
顧問をしていた
際、
高校の
スポーツ推薦の
入試で、
特定の
受験生を
推薦するよう
便宜を
図る見返りに、
受験生の
父親から
商品券10
万円分や
5万円相当の
飲食の
接待を
受けたとして、
受託収賄の
疑いで
逮捕されました。
警察は3日、入試結果などを調べるため福岡県教育委員会が入る県庁を捜索しました。
教育委員会によりますと、県立高校の推薦入試の合否は、校長の権限で決定するということですが、本田教諭が警察の調べに対し「自分がほしい受験生を校長に進言でき、推薦入試に一定の影響力を持っていた」などと供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。
また、本田教諭は受験生の父親から依頼を受け、中学校側に推薦入試の願書を出すよう促したということです。
警察は推薦入試で一定の影響力がある立場を利用して、受験生の合格を働きかけたとみて捜査しています。