神奈川県の
東名高速道路であおり
運転で
停車させられたワゴン
車がトラックに
追突され
家族4人が
死傷した
事故の
裁判で、
事故で
息子を
失った
母親が「
息子夫婦は
殺されたとしか
思えない」
などと
意見を
述べ、
危険運転致死傷などの
罪に
問われている
被告に
厳しい刑を
求めました。
去年6月、
神奈川県の
東名高速道路であおり
運転を
受けて
停車したワゴン
車が
後続の
トラックに
追突され、
萩山嘉久さん(45)と
妻の
友香さん(39)が
死亡し
娘2人がけがをしました。
福岡県中間市の
無職 石橋和歩被告があおり
運転の
末に
事故を
引き起こした
などとして
危険運転致死傷などの
罪に
問われています。
10日、横浜地方裁判所で開かれた裁判で、亡くなった嘉久さんの母親の文子さんが意見陳述を行い「もっともっと長生きしてほしかったし、失った悲しみを乗り越えることはできません。裁判で納得いくような説明をしてほしかったが、残念ながらそれを聞くことはできませんでした」と声を詰まらせながら述べました。
そのうえで「何という罪になっても私には息子夫婦2人が殺されたとしか思えません」として、石橋被告に厳しい刑を求めました。
また、萩山さんの17歳の長女が書いた手紙が読み上げられ、このなかで長女は「父と母が亡くなり、辛すぎて耐えられません。大切な両親を失い、どれだけ涙を流したことでしょう。父や母のことを考えると厳罰に処してほしいです」と訴えました。
石橋被告は終始、うつむいたままでした。このあと検察が石橋被告に対する求刑を行う予定です。