北朝鮮による
拉致問題の
解決に
向けた
国際的な
連携の
在り方について
話し合う政府主催のシンポジウムが、
拉致被害者の
家族や
北朝鮮に
拘束されて
死亡した
アメリカ人大学生の
家族らも
参加して
東京で
開かれました。シンポジウムには
北朝鮮に
1年以上拘束され
去年死亡した
アメリカ人大学生のオットー・ワームビア
さんの
家族が
参加し、
父親のフレッド・ワームビアさんが「
北朝鮮は
人質をとったり
拷問や
処刑を
行ったりしていて
私たち
被害者は
恐怖でまひしてしまいます。
拉致被害者家族の
気持ちに
共感するとともに、なにか
被害者家族のために
できることはないかと
考えています」と
話しました。
続いて、拉致被害者の家族会代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんが「いとしい家族が親や、きょうだいのもとに必ず帰ってくることが最大の願いです。40年がたち、向こうの被害者は自由を奪われ今このときも苦しんでいて、早く助け出さなければなりません」と述べ、政府に一刻も早い被害者の帰国に向けた取り組みを求めました。
また、横田めぐみさんの弟の拓也さんは、「キム・ジョンウン委員長には北朝鮮の明るい未来を描くためにすべての拉致被害者を帰国させる勇気のある判断をしてほしい。きょうはワームビアさんらご家族が来ていますが、私たちは皆さんの深い悲しみと共にあります」と話し、国際的な連携の必要性を訴えました。