特別背任の
疑いで
再逮捕された
日産自動車のカルロス・ゴーン
前会長が、
巨額の
含み損を
抱えた
私的な
為替取引の
権利を
日産に
付け替えたあと
数千万円の
損失が
生じ、
日産の
名義で
銀行側に
支払われていたことが
関係者への
取材で
分かりました。
これについてゴーン
前会長は「
日産が
支払った
資金は
自分が
負担し、
日産に
損害は
与えていない」
などと
容疑を
否認しているということです。
日産自動車の
会長だったカルロス・ゴーン
容疑者(64)は、10
年前のリーマン
ショックで18
億円余りの
含み損を
抱えた
私的な
為替取引の
権利を
日産に
付け替えた
などとして
特別背任の
疑いで
東京地検特捜部に
再逮捕されました。
関係者によりますと、ゴーン前会長は日本円で受け取っていた日産の報酬を固定のレートでドルに換えるためスワップ取引と呼ばれる為替取引を新生銀行と契約していましたが、リーマンショックによる円の急騰で含み損が急速に拡大し、銀行側から巨額の追加の担保を求められたということです。
このためゴーン前会長は、取引の権利を一時的に日産に付け替えましたが、その間にも数千万円の損失が生じ、日産の名義で銀行側に支払われていたことがわかりました。
権利の付け替えや損失の支払いは、ほかの取締役に気付かれないように行われていたということで、特捜部が詳しい経緯を調べています。
一方、弁護士によりますと、ゴーン前会長は「日産の信用力を一時的に担保として借りたが、その間に発生した損失は自分が負担して日産の名義で支払った。日産に損害は与えておらず、特別背任には当たらない」などと主張し、容疑を否認しているということです。