昭和63
年に、
大阪の
投資顧問会社の
社長らを
殺害し、
1億円余りを
奪ったとして
強盗殺人などの
罪で
死刑が
確定していた
2人に27
日午前、
死刑が
執行されました。
山下法務大臣になって
死刑の
執行は
初めてです。
死刑が
執行されたのは、
元暴力団幹部の
岡本啓三(60)
旧姓、
河村啓三死刑囚と、
投資顧問会社の
代表だった
末森博也死刑囚(67)の
2人です。
岡本死刑囚と末森死刑囚は、昭和63年、大阪の別の投資顧問会社の社長らを拉致して、1億円余りを奪った上、2人を殺害して遺体をコンクリートに詰めて遺棄したとして、強盗殺人などの罪に問われ、平成16年に死刑が確定していました。
山下法務大臣が10月に就任して以降、死刑の執行は初めてで、ことし執行された人数は、今回で15人になりました。
また、第2次安倍内閣発足以降で死刑が執行されたのは、15回目で、合わせて36人になりました。
裁判では
1審と2審は、2人にいずれも死刑を言い渡し、上告しましたが、平成16年に最高裁判所は「何ら落ち度のない2人の生命を奪った結果は非常に重大で、冷酷で極めて残忍な犯行であり、死刑はやむをえない」として上告を退け、2人の死刑が確定していました。