大みそかを
前に、
京都の
知恩院では
重さが
およそ70
トンも
ある釣り鐘で
除夜の鐘の「
試しづき」が
行われました。
知恩院では
毎年、
大みそかに
江戸時代から
伝わる重さおよそ70
トンの
巨大な
釣り鐘をついて
新年を
迎えています。27
日は
本番さながらに
鐘をつく「
試しづき」が
行われました。
鐘に打ちつける「しゅもく」と呼ばれる棒は長さが4メートル以上、重さは350キロもあります。
僧侶たちは「しゅもく」から伸びる17本の綱を一人一人しっかり握り、掛け声とともにあおむけに倒れ込むような姿勢になりながら、全身で鐘をついていきました。
辺りには荘厳な音が響き渡り、訪れた人たちが歓声を上げていました。
ことし初めて鐘をつく僧侶の大西浄彦さん(24)は「毎年、知恩院の除夜の鐘を楽しみにしている人がいるので、しっかりと息を合わせてつきたいです」と話していました。
また、神奈川県から訪れた28歳の男性は「体に響く大きな音で、迫力がありました。ことしは災害が多かったので、来年はいい年になってほしいです」と話していました。
知恩院の除夜の鐘は大みそかの午後10時40分ごろから108回つかれるということです。