富山県にある
北アルプス 剱
岳に
登山に
向かった
男性2人が、
今月25
日から
下山できなくなっています。
警察が
ヘリコプターなどで
救助を
試みていますが、
吹雪などの
影響で
現場に
近づけず、
救助作業は
難航しています。
下山できなくなっているのは、
兵庫県宝塚市の
山崎洋介さん(51)と
茨城県つくば
市の
増田文弥さん(25)です。
警察によりますと、2人は富山県にある北アルプス 剱岳に登山に向かい、今月25日、途中の標高およそ2550メートルの池ノ平山の山頂付近に着きましたが、「凍傷になって動けなくなっている」と携帯電話で救助を要請しました。
警察ではこれまでヘリコプターを飛ばしたり山岳警備隊が向かったりして救助を試みていますが、吹雪などの影響で現場に近づくことが難しく、28日も雪のためヘリコプターは飛べず、待機しているということです。
山崎さんは両足の指に凍傷を負い、2人は雪に穴を掘って風が入らない場所で救助を待っているということです。
2人とは現在、携帯電話で連絡が取れる状態で、電池の消耗を防ぐため回数を制限して、警察とやり取りしているということです。
また、食糧や燃料は30日くらいまでもつと話しているということです。
警察は天候の回復を待って、2人の救助活動を続けることにしています。