3日朝、
全日空グループの
旅客機の
機長から
社内基準を
超えるアルコールが
検出され、
乗務を
交代した
影響で
合わせて
5便に
最大で
1時間半の
遅れが
出ました。
全日空によりますと「
ANAウイングス」が
運航する
午前7時10
分大阪発宮崎行きの
便の40
代の
男性機長から、
乗務前の
検査で
社内基準の
呼気1リットル当たり0.1ミリグラム
以上の
アルコールが
検出されました。
このため別の便のパイロットに急きょ乗務を交代し、後続の便を含め合わせて5便に最大で1時間半の遅れが出ました。
今回使われた感知器はアルコール濃度が0.1ミリグラム以上の場合に反応する設定になっていましたが、具体的な濃度は分からないということです。
全日空グループでは去年10月にも機長による大量の飲酒の問題が明らかになり、国土交通省から厳重注意を受けています。
航空各社で飲酒問題が相次いだことを受け、国土交通省が国内の航空会社に対し、乗務前の検査でパイロットからわずかでもアルコールが検出された場合、乗務を禁止する方針を先月決めたばかりでした。
全日空は「飲酒に関し厳格な対応が求められている中、このような事象を引き起こしましたことを大変重く受け止めています。グループ一丸となって信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。