Actualités japonaises: 「日本は体罰を広く容認」子どもの権利委から法整備求める声

「日本にっぽんは体罰たいばつを広ひろく容認ようにん」子こどもの権利けんり委いから法ほう整備せいび求もとめる声こえ

Jan 17, 2019 08:01

Furigana

日本にっぽんで子こどもへの虐待ぎゃくたいが深刻しんこくな問題もんだいとなる中なか、スイスで行おこなわれた子こどもの権利けんり委員いいん会かいでは、子こどもへの体罰たいばつが法律ほうりつで明確めいかくに禁止きんしされていないとして、日本にっぽんに法ほう整備せいびを求もとめる声こえが上あがりました。日本にっぽんでは、子こどもが親おやなどから虐待ぎゃくたいを受うけたとして児童じどう相談そうだん所しょが対応たいおうした件数けんすうが昨年度さくねんど13万まん件けん余あまりと過去かこ最多さいたを更新こうしんしました。

国連こくれん総会そうかいで採択さいたくされた「子こどもの権利けんり条約じょうやく」に基もとづいて設置せっちされている権利けんり委員いいん会かいは16日にち、条約じょうやくを批准ひじゅんしている国くにの人権じんけん状況じょうきょうを調しらべる委員いいん会かいをジュネーブで開ひらき、日本にっぽんについて審査しんさしました。

この中なかで委員いいんの１いち人にんからは「日本にっぽんでは体罰たいばつが禁止きんしされておらず、社会しゃかいで幅広はばひろく容認ようにんされている。学校がっこうにおいてすら、いまだに体罰たいばつがある」として、法ほう整備せいびを求もとめる声こえが上あがりました。

これに対にたいして日本にっぽんの法務省ほうむしょうの担当たんとう者しゃは、日本にっぽんの民法みんぽうでは親権しんけん者しゃが子こどもをいさめる懲戒ちょうかい権けんを認みとめている一方いっぽうで、体罰たいばつについては法律ほうりつで明確めいかくに定義ていぎづけされていないことを説明せつめいしました。また厚生こうせい労働ろうどう省しょうの担当たんとう者しゃは、「日本にっぽんでは『愛あいのむち』と呼よんで子こどもをたたいてでもよい方向ほうこうに育そだてていくのだという考かんがえがあることも事実じじつだ」としたうえで、政府せいふとしては体罰たいばつをなくすための取り組とりくみを進すすめていることを紹介しょうかいし、理解りかいを求もとめました。