アメリカ海洋大気局は、アメリカのアラスカ州の北西の海岸にいる約3万5000匹のセイウチを写真に撮りました。写真は、9月に北極やその近くにいる動物を調べていたときに飛行機から撮りました。
セイウチは普通、1000匹以上が集まって、北極海など寒い海の氷の上や海岸で生活しています。アメリカ海洋大気局によると、1つの海岸にこんなに多くのセイウチが集まるのは珍しいことです。地球の気温が上がって氷がとけたりして住む場所がなくなったため、集まってきたと考えることができます。
セイウチは、大きな音を聞くと海岸から海に逃げようとします。そのとき、赤ちゃんのセイウチが踏まれて死んでしまうことがあります。このため、飛行機やヘリコプターは近くに行かないように気をつけています。