理化学研究所の研究員の小保方晴子さんは、いろいろな細胞に変わることができるSTAP細胞という細胞を作ったという論文を発表しました。しかし、不正があったと言われたため、論文を取り消しました。
小保方さんはSTAP細胞はあると強く言っていました。このため、理化学研究所はSTAP細胞が本当にあるかどうか確かめる実験を小保方さんにさせていました。
理化学研究所は19日、小保方さんが今までに48回実験を行っても、STAP細胞を作ることはできなかったと発表しました。そして、別の研究員がことしの4月から行っていた実験でも、STAP細胞はできなかったと言いました。実験は来年3月まで行う予定でしたが、やめることにしました。
小保方さんは「約3か月、一生懸命頑張りましたが、このような結果になってしまいました。皆さんにご迷惑をかけました。理化学研究所には退職すると伝えました」と言っています。