「ひまわり8号」は、天気予報などに使うため宇宙から地球の様子を撮って送る人工衛星で、ことし10月に打ち上げました。気象をとても正確に調べることができるので、世界の国が注目しています。
気象庁は18日、「ひまわり8号」が撮った地球の写真を初めて発表しました。同じタイプの人工衛星では世界で初めて、写真に色がつきました。写真には、少し赤く見えるオーストラリアが写っていました。日本の近くには、雪を降らせる雲が写っていました。今までの「ひまわり7号」より、雲の形や地形などがはっきり見えます。
「ひまわり8号」は大雨の原因になる雲が急に大きくなる様子を細かく調べることができます。火山が噴火したときに出る灰がどこまで広がっているかなどもよくわかります。このため、天気予報がもっと正確にできるようになりそうです。