世界せかいもっとほそホテル」、インドネシアに昨年登場さくねんとうじょう はばわずか2.8メートル

Easy Japanese news
Nov 18, 2023 07:11 7
Furigana
일본 신문

インドネシアに登場とうじょうしたしんホテルが、「世界せかいもっとほそ」という称号しょうごう獲得かくとくんでいる。ただ設計者せっけいしゃはなしでは、プロジェクトが目指めざのは世界記録樹立せかいきろくじゅりつだけにとどまらない。目標もくひょう故郷こきょうちいさなまち世界せかい注目ちゅうもくあつめることだ。

アリー・インドラさんジャワ島中部とうちゅうぶサラティガでそだった。建築家けんちくかとして訓練くんれんけ、首都しゅとジャカルタとシンガポールでキャリアんだあと自分じぶん使命しめいはサラティガにもどって故郷こきょうでスキルを活用かつようすることだとおもいたった。

故郷こきょうもどったインドラさんは、一風変いっぷうかわったサイズゆえにだれ開発かいはつ手掛てがけていない土地とち発見はっけんする。この土地とちにいま、7部屋へやようするはばわずか2.8メートルホテル「ピツルーム」(ピツはジャワ数字すうじの「7」の意味いみ)がっている。

建物たてものは5階建かいだて。7部屋へやどれひろびろしていて、ダブルベッドシャワートイレ完備かんびちいさな浴室よくしつそなえる地元じもと美術品びじゅつひん内装ないそうおかげで、それぞれ部屋へやごとにことなる雰囲気ふんいきただよわせている。

あたらしいかたちでサラティガを体験たいけんしてもらいたい」。インドラさんはCNNの取材しゅざいそうかたり、「わたしチーム一丸いちがんとなってピツルームの所有しょゆう設計せっけい運営うんえいたっている。地域社会ちいきしゃかいんでしんタイプ観光かんこうあら拠点きょてんになりつつある」と手応てごたくちにした。

サラティガはジャカルタの南東約なんとうやく480キロ位置いちするまちで、外国人がいこくじんにはほとんど知名度ちめいどがない。外国人がいこくじん休暇きゅうかかうさきはジョクジャカルタやスラバヤ、バリとうといった場所ばしょだ。

インドラさんがCNNにかたったところによると、昨年さくねん12がつ開業かいぎょうしたピツルームの宿泊客しゅくはくきゃくうち、インドネシア人以外じんいがいめる割合わりあいは「わずか5%」だという。

しかしインドネシア国内こくないでは、サラティガはおいしいものすぐれたインフラにめぐまれ、たか生活せいかつしつほこ寛容かんようまちとしてられる。植民地時代しょくみんちじだいはオランダじんで、週末しゅうまつごす保養地ほようちとして人気にんきだった。

引退後いんたいご生活せいかつ場所ばしょというのが大半たいはんのインドネシアじんがサラティガにいだイメージだが、インドラさん今回こんかい皮切かわきいくもプロジェクトを手掛てがけたいかんがで、スローライフ以外いがいにも豊富ほうふ魅力みりょくあることを外部がいぶひと発見はっけんしてもらうたすになればとかた

技術的ぎじゅつてき困難こんなんべつにすると、最大さいだい障害しょうがいになったのは、『最大さいだい』『最高さいこう』『もっと豪華ごうか』のようなおおげさ文句もんくれている接客業界せっきゃくぎょうかい典型的てんけいてきかんがかただった。わたしたちはもっとほそホテルだから」。インドラさん建築けんちくブログ「デジーン」にそうかえった。

この制約せいやく逆手ぎゃくてって、自分じぶんたちの最大さいだいつよえようと懸命けんめいんだ」という。

サラティガはメルバブさんのふもとに位置いちし、ピツルームの宿泊客しゅくはくきゃくホテル自室じしつからやま見渡みわたことができる

ホテル部屋へやくらえ、地元住民じもとじゅうみん利用りようできる屋上おくじょうレストランある。ピツルームはイベントや芸術展げいじゅつてん開催かいさい計画中けいかくちゅうだ。

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