Actualités japonaises: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（8月5日の動き）

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる5日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

サハリン2「新しん会社かいしゃへの参画さんかく前向まえむきな検討けんとうを要請ようせい」萩生田はぎうだ経けい産さん相しょう

ロシア政府せいふが石油せきゆと天然てんねんガスの開発かいはつプロジェクト「サハリン2」の事業じぎょうを引き継ひきつぐ新あらたなロシア企業きぎょうの設立せつりつを決定けっていしたことを受うけて、萩生田はぎうだ経済けいざい産業さんぎょう大臣だいじんは、5日にちの閣議かくぎのあとの会見かいけんで、このプロジェクトに出資しゅっしする大手おおて商社しょうしゃに対にたいして、新しん会社かいしゃへの参画さんかくを前向まえむきに検討けんとうするよう要請ようせいしたことを明あきらかにしました。

サハリン2をめぐっては、事業じぎょうを引き継ひきつぐロシア企業きぎょうが設立せつりつされてから1か月かげつ以内いないに日本にっぽん側がわがいまの出資しゅっし割合わりあいで新しん会社かいしゃの株式かぶしきを取得しゅとくすることに合意ごういするかどうか、ロシアに通知つうちするよう求もとめられています。

これについて萩生田はぎうだ経済けいざい産業さんぎょう大臣だいじんは、このプロジェクトに出資しゅっししている大手おおて商社しょうしゃの三井みつい物産ぶっさんと三菱みつびし商事しょうじに対にたいして、新しん会社かいしゃへの参画さんかくを前向まえむきに検討けんとうするよう要請ようせいしたことを明あきらかにしました。

ウクライナからの穀物こくもつ輸出ゆしゅつトルコ政府せいふが新あらたに船ふね3隻せきの出発しゅっぱつ計画けいかく

ロシア軍ぐんによる黒海こっかいの封鎖ふうさで滞とどこおっていた、ウクライナからの貨物かもつ船せんによる穀物こくもつ輸出ゆしゅつの再開さいかいを受うけて、トウモロコシを積つんだ最初さいしょの船ふねが中東ちゅうとうレバノンに向むかっています。

また、トルコのアカル国防こくぼう相しょうは、農産物のうさんぶつを積つんだ貨物かもつ船せん3隻せきが5日にちにウクライナ南部なんぶの港みなとから出発しゅっぱつする計画けいかくがあることを明あきらかにしました。

さらにウクライナへの貨物かもつ船せんの入港にゅうこうについても「空そら荷にの船ふねがイスタンブールでの検査けんさを経へて、ウクライナに向むかうことも予定よていされている」としています。

ウクライナへの貨物かもつ船せんの入港にゅうこうについては、これまでロシアが武器ぶきの運搬うんぱんに利用りようされるおそれがあるとして難色なんしょくを示しめしていましたが、ロシアとウクライナ、それに仲介ちゅうかい役やくのトルコと国連こくれんの合意ごういに基もとづく、農産物のうさんぶつの輸出ゆしゅつに向むけた動うごきが着実ちゃくじつに進すすんでいることがうかがえます。

ウクライナ東部とうぶや南部なんぶで戦闘せんとう続つづく

ロシア国防省こくぼうしょうは4日にち、ウクライナ東部とうぶドネツク州しゅうなどをミサイルで攻撃こうげきし、多数たすうのウクライナ兵士へいしを殺害さつがいしたほか、南東なんとう部ぶザポリージャ州しゅうでも弾薬だんやく庫こや燃料ねんりょう庫こを破壊はかいしたと発表はっぴょうしました。

これに対にたいし、ウクライナ軍ぐんは南部なんぶを中心ちゅうしんに反撃はんげきしていて、イギリス国防省こくぼうしょうはウクライナ軍ぐんがロシアの後方こうほう支援しえん基地きちや弾薬だんやく庫こなどを標的ひょうてきに攻撃こうげきし、ロシア軍ぐんの補給ほきゅう活動かつどうに打撃だげきを与あたえていると指摘してきしました。

ウクライナ出発しゅっぱつした貨物かもつ船せんレバノンへ

ロシア軍ぐんによる封鎖ふうさで黒海こっかいに面めんするウクライナ南部なんぶの港みなとから農産物のうさんぶつの輸出ゆしゅつが滞とどこおっている問題もんだいを巡めぐり、トウモロコシを積つんだ最初さいしょの船ふねがウクライナを出発しゅっぱつし、中東ちゅうとうレバノンに向むかっています。

深刻しんこくな食料しょくりょう不足ふそくに直面ちょくめんするレバノンからは歓迎かんげいの声こえがあがっています。

トルコ国防こくぼう相しょう “貨物かもつ船せん3隻せき出発しゅっぱつする計画けいかく”

トルコのアカル国防こくぼう相しょうは5日にちに農産物のうさんぶつを積つんだ貨物かもつ船せん3隻せきがウクライナ南部なんぶの港みなとから出発しゅっぱつする計画けいかくがあることを国防省こくぼうしょうのホームページで明あきらかにしました。

さらにウクライナへの貨物かもつ船せんの入港にゅうこうについても、「空そら荷にの船ふねがイスタンブールでの検査けんさを経へて、ウクライナに向むかうことも予定よていされている」とも記しるしています。

ウクライナへの貨物かもつ船せんの入港にゅうこうについてはこれまでロシアが武器ぶきの運搬うんぱんに利用りようされるおそれがあるとして難色なんしょくを示しめしていましたが、ロシアとウクライナ、それに仲介ちゅうかい役やくのトルコと国連こくれんの合意ごういに基もとづく、農産物のうさんぶつの輸出ゆしゅつに向むけた動うごきが着実ちゃくじつに進すすんでいることがうかがえます。

ロシア米べいの女子じょしプロバスケ選手せんしゅに禁錮きんこ9年ねんの判決はんけつ

ロシアで違法いほうにあたる薬物やくぶつを所持しょじしていたとして起訴きそされたアメリカの女子じょしプロバスケットボール選手せんしゅについて、ロシアの裁判所さいばんしょは禁錮きんこ9年ねんの判決はんけつを言い渡いいわたしました。

アメリカ政府せいふが不当ふとうな拘束こうそくだと反発はんぱつしていて、アメリカとロシアの外交がいこう的てきな対立たいりつが一段いちだんと深ふかまる可能かのう性せいも出でてきています。

禁錮きんこ刑けいを言い渡いいわたされたのはアメリカの女子じょしプロバスケットボールのブリトニー・グライナー選手せんしゅです。

オリンピックで2大会たいかい連続れんぞくで金メダルきんめだるを獲得かくとくしたチームのメンバーでした。

ことし2月つきにモスクワ郊外こうがいの空港くうこうでの荷物にもつ検査けんさでロシアで違法いほうにあたる薬物やくぶつを所持しょじしていたとして拘束こうそくされ、麻薬まやく密輸みつゆの罪つみで起訴きそされていました。

ロシアのモスクワ州しゅうにある裁判所さいばんしょは、4日にちにグライナー選手せんしゅに禁錮きんこ9年ねんの判決はんけつを言い渡いいわたしました。

アメリカ政府せいふはこれまで「不当ふとうな拘束こうそくだ」と反発はんぱつし、バイデン大統領だいとうりょうがグライナー選手せんしゅに手紙てがみを届とどけるなどして、釈放しゃくほうに向むけて全力ぜんりょくを尽つくすと強調きょうちょうしてきました。

これに対にたいしロシア側がわは「法律ほうりつに従したがったもので政治せいじ的てきな動機どうきではない」と主張しゅちょうしています。

アメリカのブリンケン国務こくむ長官ちょうかんは先月せんげつ30日にちに行いったロシアのラブロフ外相がいしょうとの電話でんわ会談かいだんの中なかでもグライナー選手せんしゅの釈放しゃくほうを求もとめたばかりで、アメリカとロシアの外交がいこう的てきな対立たいりつが一段いちだんと深ふかまる可能かのう性せいも出でてきています。

バイデン大統領だいとうりょう「すみやかに釈放しゃくほうするよう求もとめる」

アメリカのバイデン大統領だいとうりょうは4日にちに声明せいめいを発表はっぴょうし、ロシアが選手せんしゅを不法ふほうに拘束こうそくしていると改あらためて非難ひなんしたうえで「判決はんけつは受け入うけいれがたく、選手せんしゅが愛あいする人ひとたちやチームメートのもとに帰かえれるようロシアにはすみやかに釈放しゃくほうするよう求もとめる」と訴うったえました。

またホワイトハウスのカービー戦略せんりゃく広報こうほう調整ちょうせい官かんはMSNBCテレビに対にたいし、ブリンケン国務こくむ長官ちょうかんがこの件けんについてロシアのラブロフ外相がいしょうと、ASEAN＝東南アジアとうなんあじあ諸国しょこく連合れんごうの外相がいしょう会議かいぎが開ひらかれているカンボジアで話し合はなしあう機会きかいを探さぐるという見通みとおしを示しめしました。

ロシアとトルコ大統領だいとうりょう会談かいだんへ

ロシアとウクライナの仲介ちゅうかい役やくのトルコのエルドアン大統領だいとうりょうが5日にち、ロシアを訪おとずれてプーチン大統領だいとうりょうと会談かいだんする予定よていで、今後こんごの穀物こくもつ輸出ゆしゅつの安全あんぜんについてどのような意見いけんが交かわされるのか注目ちゅうもくされます。

ドネツク州しゅう知事ちじ “停留ていりゅう所しょに砲撃ほうげき 8人にん死亡しぼう”

ウクライナ東部とうぶドネツク州しゅうのキリレンコ知事ちじは4日にち、SNSで「ロシアの砲撃ほうげきによりトレツクで8人にんが死亡しぼう、4人にんが負傷ふしょうした」と明あきらかにしました。

砲撃ほうげきを受うけたのは交通こうつう機関きかんの停留ていりゅう所しょで、負傷ふしょう者しゃのうち3人にんは子こどもだったとしています。

ゼレンスキー大統領だいとうりょうはロシア軍ぐんが完全かんぜん掌握しょうあくを目指めざすドネツク州しゅうの住民じゅうみんに避難ひなんを命めいじる考かんがえを示しめしていて、キリレンコ知事ちじも「毎日まいにち、市民しみんが攻撃こうげきを受うけている」として避難ひなんを急いそぐよう重かさねて呼よびかけました。