일본어 뉴스: 「ローカル５Ｇ」全国初の予備免許を交付総務省

「ローカル５ごＧぎが」全国ぜんこく初はつの予備よび免許めんきょを交付こうふ総務そうむ省しょう

Feb 18, 2020 17:02

Furigana

次世代じせだいの通信つうしん規格きかく、５ごＧぎがを小規模しょうきぼなエリアで活用かつようする「ローカル５ごＧぎが」について総務そうむ省しょうは、全国ぜんこくで初はじめての予備よび免許めんきょをＩＴ大手おおての富士通ふじつうに対にたいして交付こうふしました。総務そうむ省しょうの関東かんとう総合そうごう通信つうしん局きょくで18日にち、ローカル５ごＧぎがの予備よび免許めんきょが富士通ふじつうの幹部かんぶに手渡てわたされました。

ローカル５ごＧぎがは、高速こうそく・大だい容量ようりょうの５ごＧぎがの通信つうしん網もうを建物たてものの中なかなどの限かぎられたエリアで活用かつようするもので、企業きぎょうや自治体じちたい、大学だいがくなどに電波でんぱが割り当わりあてられます。

去年きょねん12月つきに始はじまった免許めんきょの申請しんせい受け付うけつけでは、これまでに企業きぎょうや自治体じちたい、大学だいがくなどから13の申請しんせいがあり、審査しんさの結果けっか、富士通ふじつうに対にたいして全国ぜんこくで初はじめての予備よび免許めんきょが交付こうふされました。

会社かいしゃは、川崎かわさき市しの事業じぎょう所しょで５ごＧぎがのネットワークを整備せいびし、電波でんぱに問題もんだいがないことを確認かくにんしたうえで、来月らいげつ末まつまでに本ほん免許めんきょを取得しゅとくする方針ほうしんです。そして、センサーやカメラをつないで工場こうじょうの作業さぎょう効率こうりつをＡＩが解析かいせきする「スマート工場こうじょう」と呼よばれるシステムの実証じっしょう実験じっけんを進すすめる考かんがえです。

富士通ふじつうの水野みずの晋すすむ吾われ理事りじは「免許めんきょを有効ゆうこうに活用かつようし、ローカル５ごＧぎがの普及ふきゅうや地域ちいきの活性かっせい化かにつなげていきたい」と話はなしていました。

また、総務そうむ省しょう関東かんとう総合そうごう通信つうしん局きょく陸上りくじょう第だい一いち課かの久保田くぼた俊行としゆき課長かちょうは「地域ちいきに密着みっちゃくしたシステムになるので、これを皮切かわきりにローカル５ごＧぎがが広ひろがることを期待きたいしている」と述のべました。

ローカル５ごＧぎがとは

ローカル５ごＧぎがは、地域ちいきや産業さんぎょうのニーズに合あわせて、建物たてもの内ないや敷地しきち内ないといった限かぎられたエリアで張り巡はりめぐらせる無線むせん通信つうしん網もうのことで、総務そうむ省しょうが企業きぎょうや自治体じちたい、大学だいがくなどに電波でんぱを割り当わりあてます。

ＮＴＴドコモえぬてぃ-てぃ-どこも、ａｕのＫＤＤＩ、それにソフトバンクは、来月らいげつ以降いこう５ごＧぎがの商用しょうようサービスを始はじめ順次じゅんじ、基地きち局きょくを整備せいびする計画けいかくですが、多額たがくの設備せつび投資とうしがかかることや、対応たいおうするスマートフォンの価格かかくが当初とうしょは高たかくなると見込みこまれることなどから、広ひろく普及ふきゅうするには一定いっていの時間じかんがかかるとも言いわれています。

このため、これとは別べつにローカル５ごＧぎがとして電波でんぱを割り当わりあてて、いち早いちはやく地域ちいきで企業きぎょうや自治体じちたいが活用かつようできるようにすることを目指めざして導入どうにゅうが決きまりました。

すでに企業きぎょうや自治体じちたいなどが免許めんきょの申請しんせいを行おこなっていて、富士通ふじつうのほかにもＮＥＣえぬい-し-が自社じしゃの事業じぎょう所しょで活用かつようする予定よていにしているほか、東京とうきょう都とも中小ちゅうしょう企業きぎょうなどが５ごＧぎがを使つかった事業じぎょうの実験じっけんができる施設しせつを整備せいびする計画けいかくです。