千葉県野田市で
小学4年生の
女の子が
虐待を
受けた
末に
死亡した
事件などを
受け、
千葉県は
児童相談所などで
虐待の
対応にあたる
児童福祉司の
増員に
向けた
対策を
取っていますが、
今年度は、
これまでに
採用予定数の
半数しか
人員を
確保できていないことが
分かりました。
去年1月、
千葉県野田市で
小学4年生の
女の子が
虐待を
受けた
末に
死亡した
事件をめぐっては、21
日、
父親の
勇一郎被告(42)の
初公判が
千葉地方裁判所で
開かれます。
千葉県はこうした事件を受け、児童相談所の態勢を強化するため、対応にあたる専門職の児童福祉司の採用を進めようと、応募要件の緩和や採用試験を増やすなどの対応を取っています。
しかし19日開かれた県議会の代表質問で、県側は今年度24人の採用を予定していたのに対し、これまでに試験に合格した人は半数の12人にとどまっていることを明らかにしました。
また、県の児童相談所で今年度、定年以外の理由で退職する人は17人と、昨年度よりも4人増えているということです。
千葉県健康福祉政策課は「経験ある児童福祉司の確保は厳しい状況にある。今後も採用に力を入れる一方、職員が定着しやすい環境も作っていきたい」と話しています。