都立高校184校では全日制と定時制に合わせて4万5000人余りが出願していて、21日、入学試験が行われています。
このうち548人が出願した千代田区にある都立日比谷高校では、マスクを着用した受験生の姿が多く見られました。
新型コロナウイルスの感染が広がる中、都の教育委員会はマスクを着用したまま受験することや、体調がすぐれない生徒は別室で受験することを認めるなど、感染拡大の防止策をとりました。
受験生の父親で46歳の会社員は「子どもにはいつも以上に手洗いやうがいをするよう、声をかけてきました。試験では力を出し切って頑張ってほしいです」と話していました。
東京都教育委員会によりますと、私立高校の授業料の実質無償化の取り組みなどで進路先の選択肢が広がっていることから、ことしの都立高校の入試では全日制は「定員割れ」の高校が47校に上り、今の制度になった平成6年度の入試以来、過去最多となっています。